アルカリイオン水との違う点

 科学的指標の一つにしか過ぎないPHを基準にして作られているアルカリイオン水程度では、生体にとっては何の意味もなし得ません。科学的物資のアルカリイオン水は、胃液の強酸の中に入ると中和されてただの食塩水になってしまいます。
 また、水に・OHラジカルが存在しているケースもあり得るのです。酸化水と還元水が混入した場合(フェントン反応)、鉄の電極板と水道水の中の過酸化水素が反応した場合などです。


 問題は還元水のOH基とアルカルイオン水のOH基の違いである。アルカリイオン水のOH基は科学表現の物質であり、還元水のOH基は電気化学的表現の物質である。科学的物質であるアルカリイオン水のOH基は胃腸内で化学反応を起こして物性が変化して吸収されない。これに対して、還元水のOH基は胃腸内においてまったく科学変化を起こすことなく通過して腸壁から吸収され細胞内に到達する。体に吸収されないものは異物として排除されるだけである。

〜中略〜

 まったく還元水のOH-というのはすごい物質だということがわかり驚いてしまった。
 アルカリイオン水を医療機として認めたのは厚生省であるが(1965年)ほとんどのメーカーは「マイケル・ファラデー」の電気分解理論などは無関係に電化製品の延長線上でハードを作り、販売している。その水は科学的物質のひとつにすぎないのである。
 機器を選ぶときは、まずその会社が水の理論をもっているかどうかを見極めることが大切である。


※マイケル・ファラデーの理論に合致して作られた還元水はpH8.5〜10.0。酸化還元電位(ORP)マイナス約250ミリボルト。溶存酸素量(DO)4〜6ppmを示す。ヒトも生物電池であるかぎり、生命水はpHや溶存酸素量、電子密度に深く関係しているのである。