野菜成分の中にビタミン類やポリフェノール類と呼ばれる物質があります。これらの物質には栄養の源となる元素(OH)が結合しています。その栄養の源は、すべて水の元素(H+、OH-)に類似していることに注目してください。
水は水素と酸素で結合しており(水素結合)ごく微量の割合で電離しているとされてます。
例えば、水素結合の式 H2O ⇔ H+ + OH- という具合です。
水の元素は電離して水素イオンと水酸イオンで構成されています(一般的に水素イオン(H+)をプロトン、水酸イオン(OH-)をマイナスの電荷を持ったイオンと表現することもあります)。
このことから考えると、水と栄養の源の間にはなんらかの関係があるように思われます。
生命活動において、水と食は欠かせないということは周知です。体重に占める水の割合はボディーが約75パーセント、脳にいたっては90パーセントといわれています。このことから、人の体を水がめにたとえることもできます。
三大栄養素(タンパク質、脂質、糖質)をはじめとする栄養は、体を作るもとですから食生活が健康の鍵を握っていることは疑う余地はありません。栄養のバランスがやかましいほどにいわれるのです。三大栄養素と野菜をおいしく加工し適量食べることがバランスの良い食生活であると信じています。栄養バランスのことは無視して胃が空っぽになると食欲に支配されて食事を取っています。
現在の日本は飽食といわれるほど食材が手に入ります。そして、”健康に寄与する食生活情報”も盛んに喧伝されています。それなのに生活習慣病が増え続け、一向に改善されないのは何故でしょうか。